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カテゴリー:石川県輪島市

2010年10月06日

輪島塗

漆塗りの真骨頂とも言える輪島塗。底部分や縁部分に布着せ本堅地が施されているものを、本物の輪島塗と分類します。

荒塗りの物は厳密に言うと単なる漆塗り。輪島で塗られているから輪島塗と言ったりする場合もあるけどね。

輪島塗の食器などは、洗剤等は使わず、ぬるめのお湯で浸して柔らかい布で汚れを拭き取ります。

使えば使うほど艶が出てきて、たとえ剥げたり欠けたりしても修繕できるのが良いところ。ただ、ちょっとお高いw

朝市などで安価なものが出回っていたりしますが、それは中国製だったり、漆自体が中国からの輸入品だったりするので、本物の輪島塗とは言えません。購入の際は注意してください。

本物の輪島塗を購入したいときは、朝市などではなく、工房直販のお店に行って、店の人に確かめてから購入してください。


【輪島塗が出来上がるまでの工程】
1・木地作り
原木を削り、それぞれの漆器の形に整えたものを木地(きじ)あるいは素地(そじ)と呼びます。輪島塗の椀木地は、けやきやミズメサクラから作られますが、輪島塗が今日のように発達したのは、こうした木地の原材料に恵まれていたからだとも言われています。

2・下地
木地の形を整え、補強して、漆を塗れる状態にすることを下地作業と言います。輪島塗では壊れやすい部分に布を貼る布着せや、地の粉(じのこ)を使った地付け(じづけ)など独特の工法を用いています。塗りのよしあしを左右する重要な工程で、漆器作りの中でも最も手数がかかります。

3・下地研ぎ
惣身(そうみ)地付け、一辺地付け、二辺地付け、三辺地付けと、地付けをするたびに乾燥させ、器の表面を研磨します。これは形を整えるのと同時に、次に塗る漆の付きをよくするため。特に三辺地の後の研ぎの作業を地研ぎ(じとぎ)と呼び、砥石を用いて全体を入念に水研ぎします。昔から塗り物を研ぐのは女性の仕事とされていました。現在も女性の方が従事している事が多いようです。

4・中塗り
漆を塗ることを「きゅう漆(しつ)」とも言います。生漆(きうるし)が惜しみなく多量に使われるのも、輪島塗の特色のひとつです。原則としては、下地→中塗り→上塗りの順で行われます。きゅう漆の工程は、物によって20〜37工程以上に及び、通常は6カ月から1年程度かかります。

5・上塗り
上塗り(うわぬり)は上塗室(塗師蔵・ぬしぐら)で行ないます。上塗室は、チリやほこりが飛散せず、外気の寒暖が伝わりにくい適温・適湿の部屋が絶対条件です。通常、器物の内部と外部の二度に分けて塗り上げられますが、順序としてはまず、チリを取り、上塗刷毛で上塗漆を荒づけします。次に仕上刷毛で仕上塗をします。隅は隅出刷毛で漆のたまりを除きます。これらの作業は季節や漆に合わせて、厚すぎず、薄すぎないように、人間の髪の毛で作られたさまざまな刷毛を使い分けて塗り上げられます。チリやほこりがついた場合、節上げ棒の先で取り除きます。上塗りした漆器は、適度な湿度を保った塗師風呂(ぬしぶろ)に入れて乾燥させます。

塗師風呂は塗った漆がたれてくるのを防ぐために、一定時間ごとに漆器を回転させます。
一度見たことがありますが、全部がくるりと回転するのを見てびっくりしました。
私が見たのは電動式でしたが、昔は人の手で時間ごとにひっくり返していたのかもしれませんね。

また、無地の物は上塗りの後に塗立をして完成です。

一般で有名な輪島塗は艶があり加飾があるものですが、6以降はその工程となります。

6・呂色
上塗りの後、艶を出すために行う作業を呂色(ろいろ)といいます。漆器の表面を駿河炭や呂色炭で平滑に研ぎ、漆を数回拭き浸ませて、細かい研磨材で磨き、鏡にような光沢を与えます。この作業は、傷をつけないようにするため、人の手で丁寧に行われます。

7・加飾(蒔絵・沈金)
※蒔絵
蒔絵(まきえ)とは、漆面に文様を表わす加飾の代表的な技法の一つです。筆を使い漆で塗物に模様を描き、その上に金粉や銀粉を蒔き付けます。なかには、色漆だけで描く場合もあり、基本的技法として、平(ひら)蒔絵、研出(とぎだし)蒔絵、高(たか)蒔絵があります。平蒔絵は、絵漆で模様を描いて粉を蒔き付け、乾いてから漆で固めて模様だけを磨く技法。研出蒔絵は、粉を蒔き付けて乾かし、全面に漆を塗って研ぎ出します。そして、高蒔絵は、適当な高さに模様を盛り上げて、その上に蒔絵を施す技法です。
 輪島の蒔絵は、文政の頃(1818〜1830)に、会津の蒔絵師で安吉という人物が輪島に来て、その技術を伝え、幕末に浜崎宗吉によって完成されたといわれています。

※沈金
沈金(ちんきん)は、輪島塗で良く発達した加飾法です。鋭利なノミで塗物に模様を彫り、漆を塗り込み、金箔や金粉などを押し込み模様を表わします。他に顔料を埋めたり、素彫りのままの場合もあります。
 この技法は、享保年間(1716〜1735)に、大工五郎兵衛が、この頃創始したと伝えられており、また、能登門前の曹洞宗大本山総持寺に伝わる「鎗金袈裟箱(そうきんけさばこ)」が輪島の沈金に影響を与えたとも言われています。その後、明和年間(1764〜1772)に城順助(たちじゅんすけ)という人物が、改良工夫を重ねて、現在の輪島沈金の基盤を作ったとか。特に、沈金の名声を高めたのは、点描法という点の大小や彫りの深さをノミの使い方ひとつで加減し、その濃淡によって立体感を表す技法を編み出した、前大峰(まえたいほう 1890〜1977)の功績によるものです。

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沈金の場合、7の工程で完成となります。

蒔絵の場合は、蒔絵を施したあとに再度、呂色を行ないます。

ぷっくらと盛り上がった絵柄が、艶のある仕上がりとなり、とても豪華な輪島塗らしい製品になります。


【輪島塗製品の紹介】
私自身が輪島塗のお店で働いていた経験があるのですが、個人的に気に入った商品をご紹介させていただきます。



塗師の技量がモロに出るという曙塗り。
絶妙なグラデーションが、加飾なしでも高級感をかもち出しています。



草花の蒔絵が施されている5客組みの湯のみです。
輪島塗の蒔絵には草花をモチーフにしたものが多く見られますが、基本的に吉祥絵柄を選んで描かれることが多いようです。
5客全てが違う絵柄でいて、漆独特の落ち着きがあり、シックにまとまっています。

セットの物は結婚祝いや結納などのお祝いごとのギフトとして選ばれることが多いですね。
posted by ぴよ at 16:04| Comment(0) | 石川県輪島市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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